「これをして意味あるの?」
「勉強なんかしても意味ない」
この仕事をしていると、このようなことを必ず耳にする言葉です。
教師という仕事に限らず、親だったら自分の子どもから聞かれたりするのではないでしょうか。
皆さんはなんて答えてますか?
※対象は小学生や中学生をイメージした内容です。
私の答えはこれです。
「そんなん知らんがな」
これ以外にありません。
他に答えありますか?
勉強する意味とか、練習する意味とか、子どもはなんでも「意味があるのか」を聞いてきます。
そして何を言っても「そんなの自分には関係ない」と言います。
そうです。
こちらがいくら「意味がある!」と熱弁をしても、本人たちにとって関係のないの話なのです。
子どもがスマホゲームのSSRのようなキャラに価値や意味を見出していて、その素晴らしさを大人に熱弁しても、
大人に響かないのと同じです。(一部の大人を除く)
勉強する意味は自分で見つけるものです。
いちいち人に委ねることではありません。
自分の人生は自分で決める
勉強したことを、もしかしたら将来使うかもしれない。でも一方で一生使わないかもしれない。
この先のその子の人生なんてわからない。
私は英語教師です。
よく生徒から「英語なんて将来使わないから勉強する意味なんてない」と言われます。
私は「それでいい」と答えます。
だって「自分で納得して決めている」から。
そして将来必要を感じた時に勉強し直せばいいと思います。
英語の成績が伸びなくて志望する高校や大学に進学できなかったとしても、自分で選んだ道です。
自分の人生は自分で決めます。
冷たいようですが、そう思います。
勉強はお金と一緒
勉強はお金を一緒です。
お小遣いのようなものです。
3000円と10000円では買えるものの「選択肢の数」が違います。
もちろん10000円の方が自分で買えるものが格段に増えます。
勉強も同じです。
勉強をしていると将来の選択肢が増えます。
英語だけできる人よりも、英語も数学もできて、さらにその知識をつなげることができる人の方が重宝されます。
勉強するとういうことは、やりたいことが見つかった時の選択肢の保険になるのです。
今の時代は「やりたいことだけで生きていける」
そうは言うものの、時代は変わりました。
SNSが席巻し、発信することでお金を稼ぐことができる時代です。
だからこそ、やりたくないことをお金のために我慢し続ける必要がなくなったのです。
まさに「やりたいことだけで生きていける時代」です。
そういった世界線を生きていく生徒たちは、自ら勉強する意味を見つけていかなければいけないのです。
まとめ〜教師は教えすぎ〜
「勉強なんて意味あるの?
「将来使わないから勉強しない」
そういったことを言う生徒は昔からいます。
教師という生き物は、生徒に聞かれたことにはなんでも答えないといけないと思いがちです。
しかし、実際はそうである必要はありません。
生徒自らが考え、自分を納得させていく、意味を見出していく。
この手助けをすることがこれからの教師の仕事になっていくのではないでしょうか。
コメント